手差しで原稿を読み取りたいとき

手差しとは、ADF給紙シュート(フィーダー)に手で1枚ずつ原稿をセットして読み取る操作です。

読み取りを開始したあとや、原稿が排出されたあと、タイムアウト時間が経過するまで、ADF給紙シュート(フィーダー)に原稿がセットされるのを待ちます。

タイムアウト時間が経過するまで、原稿がセットされなければ、読み取りを終了します。

この操作で読み取ると、複数枚の原稿を1枚ずつ確認しながら読み取りできます。

手差しは、次のような場合に効果があります。

  • 原稿の内容を確認しながら読み取る場合

  • 原稿をまとめてセットして読み取ると、原稿が重なって搬送されたり、原稿づまりが発生してうまく読み取れない場合

  • 雑誌や新聞の切り抜きなど、まとめてセットできない原稿を1枚ずつ続けて読み取りたい場合

  • 2つ折りの原稿、封筒、複数枚つづりの複写紙、パスポートなどの冊子を、1枚ずつ読み取る場合

  1. スキャナーの設定をします。
    • 複数枚の原稿を、手差しで読み取るとき

      1. 手差し・連送モードに切り替えて、タイムアウト時間を設定します。

        • fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270の場合

          次のどちらかの方法で、手差し・連送モードに切り替えて、タイムアウト時間を設定します。

        • fi-8150/fi-8250/fi-8150U/fi-8250Uの場合

          Software Operation Panelで、手差し・連送モードに切り替えて、タイムアウト時間を設定します。

          詳細は、手差しで原稿を読み取るときの待機時間の設定(手差し)を参照してください。

    • 2つ折りの原稿、封筒、複数枚つづりの複写紙、パスポートなどの冊子を、手差しで読み取るとき

      1. [Manual Feed]ボタンを押して、手差し・単送モードに切り替えます。

        重要

        手差し・単送モードに切り替えると、読み取り速度が遅くなります。

        ヒント

        手差し・単送モードへの切り替えは、スキャナードライバーでも設定できます。

        詳細は、スキャナードライバーのヘルプを参照してください。

      2. タイムアウト時間を設定します。

    重要

    読み取れる原稿の厚さは、原稿の厚さを参照してください。

    原稿を2つ折りにして読み取る場合、原稿の厚みによって原稿の折り曲げ部分がふくらんでいると、原稿が斜めに搬送されることがあります。

  2. ADF給紙シュート(フィーダー)に原稿をセットします。

    原稿の表面(読み取り面)がADF給紙シュート(フィーダー)側(下向き)になるように、原稿をセットします。

    複数枚つづりの複写紙の場合は、つづられている側を下にしてセットします。

    原稿をセットする
  3. 画像読み取り用アプリケーションから原稿の読み取りを開始します。

    詳細は、画像読み取り用アプリケーションのマニュアル/ヘルプを参照してください。

    読み取りを開始したあとや、原稿が排出されたあと、タイムアウト時間が経過するまで、ADF給紙シュート(フィーダー)に原稿がセットされるのを待ちます。

    手差し・連送モードに切り替えている場合は、その間ADFのローラーが回転したままになります。

    手差し・単送モードに切り替えている場合は、その間ADFのローラーは回転しません。

  4. ADF給紙シュート(フィーダー)に次の原稿をセットします。
  5. 読み取る原稿がなくなるまで、手順4を繰り返します。
  6. 読み取りを終了します。

    原稿が排出されたあと、タイムアウト時間が経過するまで、原稿がセットされなければ、読み取りを終了します。

    すぐに読み取りを終了する場合は、次のスキャナーのボタンを押します。

    • fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270の場合

      [Stop/Clear]ボタン

    • fi-8150/fi-8250/fi-8150U/fi-8250Uの場合

      [Send to]ボタン

ヒント
  • [Manual Feed]ボタンを押して、手差し・単送モードに切り替えた場合、原稿の読み取りが終了すると、手差し・単送モードは解除されます。

    連続して手差し・単送モードで原稿を読み取るときは、Software Operation Panelで、「単送モード」を「継続する」にしてください。

    「単送モード」を「継続する」にすると、[Manual Feed]ボタンを押すまで、連続して手差し・単送モードで原稿を読み取ります。

    詳細は、手差しで原稿を読み取るときの待機時間の設定(手差し)を参照してください。

  • 頻繁に手差しで原稿を読み取ると、消耗品の交換周期が短くなる場合があります。