スキャナー内部(ADF内部)の清掃(布による場合)

ADF内部は、少量のクリーナF1をしみこませた布やクリーニングワイプで清掃します。

原稿の読み取りを繰り返していると、ADF内部に、紙粉やほこりがたまり、画像に影響が出たり、読み取り不良の原因となったりする場合があります。ADF内部の清掃は、目安として、原稿を5,000枚読み取るごとに行ってください。ただし、この目安は、読み取る原稿によって変わります。例えば、トナーが十分定着していない原稿の場合、より少ない枚数で清掃が必要となることがあります。

スキャナーを使用しているときは、ADF内部が高温になります。

ADF内部を清掃する場合は、電源を切断し、電源ケーブルをコンセントから抜いて15分以上待って、温度が下がってから清掃してください。

重要
  • ADF内部を清掃するときは、水や中性洗剤を使用しないでください。

  • クリーナF1を大量に使用するとなかなか乾かない場合があります。少量を布にしみこませて使用してください。また、清掃箇所にクリーナー液が残らないようによくふき取ってください。

  1. スキャナーの電源を切断し、電源ケーブルをコンセントから抜いて15分以上待ちます。

    詳細は、電源の切断を参照してください。

  2. ADFを開けます。

    詳細は、ADFの開け方を参照してください。

    ADFが閉じて、指をはさむおそれがあります。注意してください。

  3. 少量のクリーナF1をしみこませた布やクリーニングワイプで、次の箇所を清掃します。
    清掃箇所
    清掃箇所

    No.

    清掃箇所

    1

    ブレーキローラ(2か所)

    2

    超音波センサー(2か所)

    3

    原稿検知センサー(8か所)[fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270

    4

    原稿検知センサー(8か所)

    5

    手で回転させながら清掃するフィードローラー(2か所)

    6

    手で回転させながら清掃する排出ローラー(2か所)

    7

    ガラス(2か所)

    8

    ピックローラ(2か所)

    9

    電源を投入して回転させながら清掃するフィードローラー(2か所)

    10

    電源を投入して回転させながら清掃する排出ローラー(2か所)

    1 ブレーキローラ(2か所)

    ブレーキローラはスキャナーから取り外して清掃します。

    ブレーキローラの取り外し方法は、ブレーキローラの交換を参照してください。

    ローラーの表面をいためないように、ローラー表面の溝に沿ってよごれやほこりを軽くふき取ります。

    ブレーキローラの清掃
    2 超音波センサー(2か所)
    3 原稿検知センサー(8か所)[fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270
    4 原稿検知センサー(8か所)

    超音波センサー/原稿検知センサーの表面に付着したよごれやほこりを、軽くふき取ります。

    ヒント

    ふき取りにくい場合は、綿棒を使用して清掃してください。

    センサーの清掃
    5 手で回転させながら清掃するフィードローラー(2か所)
    6 手で回転させながら清掃する排出ローラー(2か所)

    ローラーの表面をいためないように、よごれやほこりを軽くふき取ります。特に黒い異物が付着している場合、搬送性能に影響が出るので、十分にふき取ってください。

    7 ガラス(2か所)

    ガラス面に付着したよごれやほこりを、軽くふき取ります。

    重要

    ガラス面がよごれていると、画像に縦線(縦筋)が出ることがあります。

    8 ピックローラ(2か所)

    手で回転させながら、ローラーの表面をいためないように、ローラー表面の溝に沿ってよごれやほこりを軽くふき取ります。特に黒い異物が付着している場合、搬送性能に影響が出るので、十分にふき取ってください。

    9 電源を投入して回転させながら清掃するフィードローラー(2か所)
    10 電源を投入して回転させながら清掃する排出ローラー(2か所)

    フィードローラー/排出ローラーは、電源を投入して回転させながら清掃します。

    1. 電源ケーブルをコンセントに接続し、スキャナーの電源を投入します。

      詳細は、電源の投入を参照してください。

      • fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270の場合

        液晶ディスプレイに「読み取り可能」画面が表示されたら、手順bに進みます。

      • fi-8150/fi-8250/fi-8150U/fi-8250Uの場合

        ファンクションナンバーディスプレイに「1」が表示さたら、手順eに進みます。

    2. [Menu]ボタンを押します。

      液晶ディスプレイに「メニュー選択」画面が表示されます。

    3. 上向き白色三角]ボタン/[下向き白色三角]ボタンを押して「3:クリーニング」を選択し、[Scan/Enter]ボタンを押します。

      液晶ディスプレイに「クリーニング」画面が表示されます。

    4. 上向き白色三角]ボタン/[下向き白色三角]ボタンを押して「2:ワイプ」を選択し、[Scan/Enter]ボタンを押します。

      液晶ディスプレイにメッセージが表示されます。

      重要

      清掃中に、画像読み取り用アプリケーションから読み取りを開始しないでください。

    5. ADFを開けます。

      詳細は、ADFの開け方を参照してください。

      ADFが閉じて、指をはさむおそれがあります。注意してください。

    6. 次のスキャナーのボタンを押すと、フィードローラー/排出ローラーが同時に一定量回転します。

      • fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270の場合

        [Scan/Enter]ボタンを押す

        操作パネル
        ヒント

        [Scan/Enter]ボタンを14回押すと、フィードローラー/排出ローラーが1回転します。

      • fi-8150/fi-8250/fi-8150U/fi-8250Uの場合

        [Send to]ボタンと[Scan/Stop]ボタンを同時に押す

        操作パネル
        ヒント

        [Send to]ボタンと[Scan/Stop]ボタンを同時に14回押すと、フィードローラー/排出ローラーが1回転します。

      回転中のローラーに直接手が触れないように、注意してください。

    7. 少量のクリーナF1をしみこませた布やクリーニングワイプを、回転しているフィードローラー/排出ローラー表面に押し当てて左右にこすり、ローラー全域のよごれやほこりをふき取ります。

      特に黒い異物が付着している場合、搬送性能に影響が出るので、十分にふき取ってください。

  4. ADFを閉じます。

    詳細は、ADFの閉じ方を参照してください。

    ADFを閉じるときは、指をはさまないように注意してください。

    重要

    ADFが完全に閉じていることを確認してください。完全に閉じられていないと、原稿が搬送されない場合があります。

  5. 清掃のカウンターをクリアします。
    • fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270の場合

      次のどちらかの方法で、清掃のカウンターをクリアします。

      • 操作パネルの「メニュー選択」画面の「5:枚数カウンタ表示/クリア」で、清掃のカウンターをクリアします。

        詳細は、メニュー選択の操作方法を参照してください。

      • Software Operation Panelで、清掃のカウンターをクリアします。

        詳細は、枚数カウンタのクリアを参照してください。

    • fi-8150/fi-8250/fi-8150U/fi-8250Uの場合

      Software Operation Panelで、清掃のカウンターをクリアします。

      詳細は、枚数カウンタのクリアを参照してください。