混載条件
厚み/摩擦係数/サイズの異なる原稿を混載して読み取る場合は、次の制限があります。
なお、原稿を混載して読み取る場合は、必ず、事前に搬送性能の確認を行ってください。
読み取り方法については、幅の違う原稿を読み取りたいときを参照してください。
- 原稿の向き
原稿のスキ目方向(紙の繊維の並んだ方向)を、搬送方向に合わせてください。
- 原稿の厚さ
厚さの異なる原稿を混載する場合、使用可能な原稿の厚さは次のとおりです。
40~209g/m2(34.4~180kg/連)
- 原稿の摩擦係数
原稿に使う用紙は、同一メーカーの同一銘柄のものを推奨します。
いろいろな用紙メーカー/銘柄が混載されると、摩擦係数の差が大きくなり、搬送性能に影響をおよぼす場合があります。
推奨摩擦係数は次のとおりです。
0.35~0.60(紙間摩擦係数参考値)
- 原稿のセット位置
すべての原稿が、ピックローラーの幅(約39mm)にかかるように原稿をセットしてください。
異なるサイズの原稿を組み合わせるときの目安は、原稿のサイズの定型サイズの混載での組み合わせ例を参照してください。
ヒント最小原稿が、下図のように、片側に寄せてセットしてもピックローラーの幅にかかるサイズの場合は、原稿を片側に寄せてセットしてください。原稿が傾いて搬送されにくくなります。
- 原稿のサイズ
異なるサイズの原稿を混載して読み取る場合、原稿が傾いて搬送されると、画像欠けや原稿づまりなどのトラブルが発生することがあります。
原稿が大きく傾いて搬送されたときには、読み取られた画像を確認することを推奨します。
重要異なるサイズの原稿を混載して読み取る場合、すべての原稿に対してサイドガイドが機能しないため、原稿が傾いて搬送されやすくなります。
長さの異なる原稿を混載して読み取るときに、原稿の重なりを検出する場合は、原稿の長さの違いによる検出方法を設定しないでください。
- 定型サイズの混載での組み合わせ例
次の範囲が混載可能な組み合わせの目安です。
LTR: レターサイズ
*1: 最大原稿幅と最小原稿幅と原稿のセット位置との関係図を次に示します。
重要B8縦またはA8縦は、ほかのサイズの原稿と組み合わせて混載できません。
- 混載できない原稿
次の原稿は混載して読み取れません。
ノーカーボン紙
ボンド紙
端にミシン目のある原稿
感熱紙
裏カーボン紙
OHP紙
トレーシングペーパー