決まったパターンの重なりを検出しない設定(インテリジェントマルチフィード設定)

原稿の重なりを検出する設定をしている場合に、原稿の決まったパターンの重なりを自動的に検出しないようにする設定をします。

この設定を行うには、事前に、スキャナードライバーおよびSoftware Operation Panelの 原稿の重なりを検出する方法の設定(マルチフィード)で、「重なりを検出(超音波)」または「重なりと長さの違いを検出」を設定しておく必要があります。

  1. Software Operation Panelを起動します。

    詳細は、Software Operation Panelの起動を参照してください。

  2. 画面左のリストから「装置設定2」「インテリジェントマルチフィード設定」をクリックします。
    インテリジェントマルチフィード設定
  3. 動作モードを選択します。
    手動モード

    重なりが検出された原稿を再度読み取るときだけ、重なりを検出するか、検出しないかを指定できます。

    原稿に貼ってある紙片の位置や大きさは記憶しません。

    工場出荷設定です。

    自動モード1

    重なりが検出された原稿に貼ってある紙片の長さと位置を、重なりパターンとして記憶するか、記憶しないかを指定できます。

    重なりパターンを記憶した場合、次の読み取りから、同じ重なりパターンの原稿は、重なりを検出しません。

    ヒント

    「電源切断時の重なりパターン記憶の設定」の「記憶する」を選択した場合、記憶した重なりパターンの中で、最新の8枚だけが記憶されます。

    自動モード2

    重なりが検出された原稿に貼ってある最も長い紙片を、重なりパターンとして記憶するか、記憶しないかを指定できます。

    重なりパターンを記憶した場合、次の読み取りから、同じ長さかそれよりも短い紙片が貼ってある原稿は、重なりを検出しません。

    ヒント
    • 「重なりパターンのクリア」チェックボックスにチェックを付けると、自動モードで記憶した重なりパターンをクリアできます。

      誤って記憶された重なりパターンを消去できますが、記憶しているパターンすべてが消去されるため、注意して操作してください。

      工場出荷設定はチェックが外れています。

    • 「重なりパターンを自動で記憶する」チェックボックスにチェックを付けると、自動モードで原稿の重なりが検出されたときに、原稿の重なりパターンの記憶機能を有効にします。

      工場出荷設定はチェックが外れています。

    • 「電源切断時の重なりパターン記憶の設定」で電源を切断するときに、重なりパターンを記憶するか、記憶しないかを指定できます。

      「記憶する」を指定すると、電源を切断するときに記憶された最新の重なりパターン8枚分を、次に電源を投入したときに使用できます。

      工場出荷設定は「記憶しない」です。

    • スキャナードライバーで、A3キャリアシートの設定を有効にしている場合、「インテリジェントマルチフィード設定」は無効になります。