原稿の重なりを検出する方法の設定(マルチフィード)

マルチフィードとは、一度に2枚以上の原稿が重なって搬送される現象のことです。

ADF給紙シュート(フィーダー)にセットした原稿の読み取り中に、原稿の重なりを検出する設定をします。

原稿の重なりは、超音波センサーや原稿の長さの違いで検出します。

原稿の重なりを検出すると、エラーメッセージを表示して、読み取りを中止します。ただし、搬送方向で、原稿の先端から約30mmの範囲に原稿が重なっていても、重なりは検出されません。

  1. Software Operation Panelを起動します。

    詳細は、Software Operation Panelの起動を参照してください。

  2. 画面左のリストから「装置設定2」「マルチフィード」をクリックします。
  3. 検出方法を選択します。
    無効

    原稿の重なりを検出しません。

    重なりを検出(超音波)

    超音波センサーで原稿の重なりを検出します。

    この設定をした場合、さらに次の2つの検出オプションを指定できます。

    工場出荷設定です。

    長さの違いを検出

    原稿の長さの違いで原稿の重なりを検出します。

    同じ長さの原稿を読み取る場合に設定してください。

    長さの異なる原稿を混載して読み取る場合は、原稿の重なりを正しく検出できません。

    重なりと長さの違いを検出

    「重なりを検出(超音波)」と「長さの違いを検出」によって、原稿の重なりを検出します。

    この設定をした場合、さらに次の2つの検出オプションを指定できます。

    ただし、長さの異なる原稿を混載して読み取る場合は、原稿の重なりを正しく検出できません。

    長さ

    重なりと判断する原稿の長さの差を設定します。

    原稿の長さの差が設定した長さよりも長い場合に、長さの違いによる重なりを検出します。

    「長さの違いを検出」または「重なりと長さの違いを検出」を設定した場合に設定します。

    選択された長さ以下は、誤差とみなされて、原稿の重なりを検出しません。

    10/15/20mmから選択します。工場出荷設定は「10」です。

    重要
    • 長さの異なる原稿を読み取る場合は、「重なりを検出(超音波)」を選択してください。

    • 原稿の上に付箋紙、伝票、写真などの紙片が貼り付けてある場合は、「重なりを検出(超音波)」を選択すると、紙片が貼ってある部分を重なりと検出する場合があります。このような場合は、「長さの違いを検出」を選択してください。

      または、重なりを検出する範囲に紙片の貼り付け部分以外を設定すれば、重なりを検出しません。

    ヒント
    • スキャナードライバーでも設定できます。

      この場合、スキャナードライバーの設定が優先されます。

    • スキャナードライバーで、キャリアシートの設定を有効にしている場合、スキャナードライバーからエラーが通知されます。