特長

本製品には、次のような特長があります。

コンピューターと接続せずにスキャナーだけで使用可能(DirectScan)

コンピューターと接続せずに、スキャナーのタッチパネルの操作だけで、原稿の読み取りから保存、メール送信までの操作が行えます。

高速読み取りを実現

毎分40枚/80面(*1)の読み取り速度を実現しました。さらに、一度に50枚(*2)までの連続読み取りが可能ですので、大量の原稿をスピーディーに電子化できます。

ネットワーク接続に対応

ネットワークに有線LANで接続して使用できます。

ネットワーク接続でも、USB接続したときと同等の読み取り速度を実現しました。

詳細は、Network Setup Tool for fi Seriesのヘルプまたはネットワーク設定(fi Series ネットワーク設定)を参照してください。

タッチパネルを搭載

4.3インチ TFTカラータッチパネルが搭載されており、見て触れるといった簡単な動作でスキャナーの操作ができます。

タッチパネルで、スキャナーの設定や読み取り操作をしたり、原稿の読み取り枚数やエラー状況などを簡単に確認できます。

2つ折りの原稿、封筒や複数枚つづりの転写紙などの原稿の読み取りを実現

2つ折りの原稿、封筒や複数枚つづりの転写紙などの原稿を読み取るために、手差し・単送モードに切り替えられます。

手差し・単送モードに切り替えると、搬送中に原稿が分離しないように原稿への負荷を軽減し、確実に搬送して読み取ります。

読み取り前の作業を効率化

厚さやサイズ、種類の異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」ができます。

読み取り前の原稿仕分け作業を簡略化できます。

マルチフィードによる業務ロスを低減

一度に2枚以上の原稿が重なって搬送(マルチフィード)されたことを確実に検出する超音波方式マルチフィードセンサーを搭載しています。

厚さやサイズ、種類の異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」の場合でも、原稿の重なりを確実に検出でき、重送による情報の漏れを未然に防止できます。

インテリジェントマルチフィード検出機能を搭載

原稿の決まった位置に同じ大きさの紙が貼り付けてある場合、その貼り付け部分をスキャナーに認識させるインテリジェントマルチフィード検出機能を搭載しています。

スキャナーに認識させた貼り付け部分は、原稿の重なりを検出せずに読み取りを継続できます。

e-文書法(*3)の画質要件を満たす画像を生成

2005年4月に施行されたe-文書法により、紙での保存が義務付けられていた税務関連書類(申込書、請求書、検収書など)を、電子化して保存できるようになりました。

e-文書法では、府省令により解像度や階調など画質要件が規定されている場合があります。

本製品は、府省令に合わせた読み取り設定を行うことにより、e-文書法の画質要件を満たす画像を生成できます。

高度な画像処理機能を搭載

原稿がカラーかモノクロかを自動で判別して画像を出力する機能を搭載しています。

色ずれや縞模様の発生を抑え、再現性の高い画像を出力できます。

傷つけたくない原稿、写真や切り抜きなどの原稿の読み取りを実現

A3キャリアシートをオプションとして用意しています。

傷つけたくない写真や、資料の切り抜きのような非定型サイズの原稿などを読み取れます。

スキャナーを集中運用

PaperStream NX Managerに接続して使用することで、複数台のスキャナーを集中運用できます。

例えば、使用するスキャナーを特定したり、スキャナーに応じた読み取りを設定して、スキャナーに配信したりできます。

また、画像を指定した連携先に保存したり、画像の処理状況を監視したりできます。

PaperStream NX Managerの詳細は、次を参照してください。

スキャナーを集中管理

Scanner Central Admin ServerまたはScanner Central Admin Desktopを使用することで、複数台のスキャナーを集中管理できます。

例えば、スキャナーの稼働状況を監視したり、スキャナーの設定情報やファームウェアをスキャナーに適用したりできます。

  • Scanner Central Admin Server

    利用しているスキャナーの台数が多い場合は、Scanner Central Admin Serverを使用します。

    Scanner Central Admin Serverでは、複数台のスキャナーの設定情報やドライバーを一括してアップデートできます。

    次の方法で、スキャナーと連携して、スキャナーを管理できます。

    • コンピューターにインストールされているScanner Central Admin Agentを経由してスキャナーと連携する

    • ネットワークに接続しているスキャナーと直接連携する

    詳細は、Scanner Central Admin ユーザーズガイドを参照してください。

  • Scanner Central Admin Desktop

    利用しているスキャナーの台数が少ない場合(*4)は、Scanner Central Admin Desktopを使用できます。

    Scanner Central Admin Desktopは、クライアントのオペレーティングシステムでも使用できます。

    Scanner Central Admin Desktopでは、DirectScanの設定やジョブを作成して、スキャナーに適用できます。

    次の方法で、スキャナーと連携して、スキャナーを管理できます。

    • ネットワークに接続しているスキャナーと直接連携する

    詳細は、Scanner Central Admin Desktopのヘルプを参照してください。

*1:

解像度200/300dpi、JPEG圧縮を設定して、A4サイズの原稿を読み取った場合です。

*2:

厚さ80g/m2(69kg/連)の原稿の場合です。

*3:

e-文書法(通称)とは、民間事業者などに対して、法令により紙での原本保存が義務付けられていた文書を、スキャナーで電子化し、原本の保存に代えて画像での保存を容認する法律です。

e-文書法の正式名称は、「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」および「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」です。

*4:

スキャナーの台数の目安は、100台以下です。