決まったパターンの原稿の重なりを検出したくないとき

読み取り中に原稿の重なりを検出する設定をしている場合、付箋紙、伝票、写真などの紙片が貼り付けてある原稿を、ADF給紙シュート(フィーダー)にセットして読み取ると、原稿の重なりを検出して、読み取りが中断される場合があります。このような原稿の重なりを検出しないために、インテリジェントマルチフィード検出機能があります。

本機能には、原稿の重なりを検出するたびに手動で設定するモードと、原稿に貼り付けてある付箋紙、伝票、写真などの紙片の重なりパターン(長さや位置)を記憶し、それに基づいて自動で設定するモードがあります。

この設定を行うには、事前に原稿の重なりを検出する設定が必要です。

マルチフィードが発生する原稿

用途に応じて、次の3つの動作モードが用意されています。

動作モード

用途

手動モード

原稿の重なりが検出されるたびに、重なりを検出するか、検出しないかを設定します。

自動モード1

(重なり長さと位置による検出無効化)

原稿に貼ってある紙片の長さと位置が同じ場合に、自動的に重なりを検出しないときに設定します。

自動モード2

(重なり長さによる検出無効化)

原稿に貼ってある紙片の長さが同じかそれよりも短い場合に、自動的に重なりを検出しないときに設定します。

Software Operation Panelで、動作モードを選択します。

詳細は、決まったパターンの重なりを検出しない設定(インテリジェントマルチフィード設定)を参照してください。