マルチフィード検出方法の設定（マルチフィード）

マルチフィードとは、一度に2枚以上の原稿が重なってADFに送り込まれてしまう現象のことです。長さによる違いを検出した場合も「マルチフィード」と呼びます。

気づかずに読み取っていると、あとで重要なデータが抜けていたという事態が発生するかもしれません。

これを防止するために、本製品には、マルチフィード検出機能があります。この機能を有効にしておくと、マルチフィードを検出した時点で、エラーメッセージを表示して、読み取りを中断します。ただし、原稿の先端から約15mmは、マルチフィードとして検出されません。

Software Operation Panelを起動します。

Software Operation Panelの起動を参照してください。
画面左のリストから「装置設定2」→「マルチフィード」をクリックします。

検出方法をクリックします。

検出方法	説明
無効	マルチフィードを検出しません。
重なりを検出（超音波）	原稿の重なりからマルチフィードを検出します。この設定をした場合、さらに次の2つの検出オプションも指定できます。検出領域を原稿先端からの長さで指定できます。マルチフィード検出範囲の指定（マルチフィード原稿チェック領域指定）に進みます。原稿の決まった位置に、同じ大きさの紙が貼られている場合、その部分のマルチフィードを無視できます。決まった条件のマルチフィードを無効にしたいときに進みます。
長さの違いを検出	原稿の長さの違いから、マルチフィードを検出します。ただし、サイズの異なる原稿を混載して読み取る場合や、ジョブ区切りシートを読み取る場合は、マルチフィードを正しく検出できません。
重なりと長さの違いを検出	「重なりを検出（超音波）」と「長さの違いを検出」によりマルチフィードを検出します。ただし、サイズの異なる原稿を混載して読み取る場合や、ジョブ区切りシートを読み取る場合は、マルチフィードを正しく検出できません。
長さ	長さの違いを検出する場合に、マルチフィードとみなすための長さの違いを、10/15/20mmから選択します。選択された長さ以下は、誤差とみなされて、マルチフィードとして検出されません。

重要

長さの異なる原稿を読み取る場合は、「重なりを検出（超音波）」を使用してください。
原稿の上に写真や紙などが貼られている場合は、「重なりを検出（超音波）」を使用すると、貼り付け部分を重なりと誤検出する場合があります。このような場合は、「長さの違いを検出」を使用してください。

ただし、検出範囲を制限することによって、「重なりを検出（超音波）」も使用できます。

ヒント

本設定はスキャナードライバの設定画面からもできます。この場合、スキャナードライバの設定が優先されます。