マルチフィード検出範囲の指定(マルチフィード原稿チェック領域指定)
「重なりを検出(超音波)」を設定した場合だけ次の設定があります。
- 設定例1:
次の場合の設定例について説明します。
指定位置:左
選択範囲=無効、開始位置=50mm、終了位置=200mm
指定位置:中
選択範囲=有効、開始位置=50mm、終了位置=200mm
指定位置:右
選択範囲=無効、開始位置=50mm、終了位置=200mm
薄桃色の範囲だけマルチフィードが検出されます。
- 設定例2:
次の場合の設定例について説明します。
指定位置:左
選択範囲=無効、開始位置=0mm、終了位置≧300mm
指定位置:中
選択範囲=有効、開始位置=0mm、終了位置=0mm
指定位置:右
選択範囲=無効、開始位置=0mm、終了位置=0mm
薄桃色の範囲だけマルチフィードが検出されます。
ヒント原稿の重なりを検出する場合、密着した原稿(のり付け、静電気による貼り付き)では、マルチフィード検出率が落ちる場合もあります。
- 設定例3:(悪い例)
次の場合の設定例について説明します。
指定位置:左
選択範囲=無効、開始位置=310mm、終了位置=400mm
指定位置:中
選択範囲=有効、開始位置=320mm、終了位置=450mm
指定位置:右
選択範囲=有効、開始位置=100mm、終了位置=102mm
検出範囲(長さ)が8mmに満たないため、正しくマルチフィードを検出できません。