装置設定2

  1. Software Operation Panelを起動します。

    Software Operation Panelの起動を参照してください。

  2. 画面左のリストから「装置設定2」をクリックします。
    装置設定2

    画面左のリストから、設定項目をクリックすると、画面の右に設定内容(パラメーター)が表示されます。

    [工場出荷時設定]ボタンをクリックすると、工場出荷時の設定に戻せます。

    [退避]ボタンをクリックすると、Software Operation Panelで設定している値をファイルに保存できます。

    [復元]ボタンをクリックすると、Software Operation Panelで設定している値を保存したファイルを復元できます。

    この画面で設定できる項目を次に示します。

    設定項目

    説明

    設定値/表示値

    工場出荷時

    マルチフィード

    マルチフィードの検出方法を設定します。重なり、原稿の長さ、または両方を監視し、マルチフィードを検出します。

    スキャナードライバの設定画面からも設定できます。この場合、スキャナードライバの設定が優先されます。

    無効/重なりを検出(超音波)/長さの違いを検出/重なりと長さの違いを検出

    長さ(長さの違い検出時:10/15/20mmから選択)

    重なりを検出(超音波)

    手挿入読み取り時のマルチフィード検出

    手差しモード時にマルチフィード検出を有効にしたい場合に使用します。

    無効/ドライバ設定に従う

    無効

    縁消し(ADF)

    読み取られた画像の端面を指定された幅だけ白または黒で塗りつぶします。

    裏当て(背景色)が、白の場合は白色で塗りつぶし、黒の場合は黒色で塗りつぶします。

    スキャナードライバの設定画面からも設定できます。この場合、値の大きい方が優先されます。

    上端/左端/右端:0~15mm

    下端:-7~7mm(1mm刻みで設定可能)

    縁消し

    (A:画像領域、B:縁消し領域、A+B:出力領域)

    上/下/左/右:0mm

    ドロップアウトカラー

    指定した色を除いて原稿を読み取ります(二値白黒/グレースケールモード時だけ)。

    スキャナードライバの設定画面からも設定できます。この場合、スキャナードライバの設定が優先されます。

    赤/緑/青/なし

    プレピックモード

    処理速度を優先する場合は「はい」をクリックします。そうでない場合は「いいえ」をクリックします。

    スキャナードライバの設定画面からも設定できます。この場合、スキャナードライバの設定が優先されます。

    はい/いいえ

    はい

    縁消し(自動用紙サイズ検出)

    自動用紙サイズ検出指定時の縁消し範囲を指定します。

    読み取られた画像の端面を指定された幅だけ白または黒で塗りつぶします。

    裏当て(背景色)が、白の場合は白色で塗りつぶし、黒の場合は黒色で塗りつぶします。

    スキャナードライバの設定画面からも設定できます。この場合、値の大きい方が優先されます。

    上端/下端/左端/右端:0~7.5mm

    (0.5mm刻みで設定可能)

    縁消し

    (A:画像領域、B:縁消し領域、A+B:出力領域)

    上/下/左/右:0mm

    マルチフィード原稿チェック領域指定

    選択範囲:マルチフィード検出を行う範囲を制限したい場合にチェックします。

    「選択範囲」のチェック

    チェックなし

    有効/無効(左/中/右):指定した範囲に対してマルチフィードを有効にするか、無効にするかを選択します。

    有効/無効

    (「選択範囲」をチェックした場合)

    無効

    開始位置(左/中/右):範囲の開始位置を原稿先端からの長さ(mm)で指定します。

    0~510mm(2mm刻みで設定可能)

    0mm

    終了位置(左/中/右):範囲の終了位置を原稿先端からの長さ(mm)で指定します。

    0~510mm(2mm刻みで設定可能)

    0mm

    インテリジェントマルチフィード設定

    原稿の決まった位置に同じ大きさの紙が貼られている場合、その貼付位置を認識し、マルチフィードとして検出しないようにできます。

    ただし、スキャナードライバの設定画面またはマルチフィード検出方法の設定(マルチフィード)のマルチフィード設定で、事前に「重なりを検出(超音波)」に設定しておく必要があります。

    操作パネルからも設定できます。

    手動モード/自動モード1/自動モード2

    手動モード

    自動モードで記憶した原稿の重なりパターン(長さや位置)をクリアしたい場合にチェックします。

    「重なりパターンのクリア」のチェック

    チェックなし

    自動モードで原稿の重なりが検出されたときに、原稿の重なりパターンの記憶機能を有効にしたい場合にチェックします。

    ただし、スキャナードライバの設定画面の「マルチフィード検出」で、事前に「読み取りを中断し画像を表示する」に設定しておく必要があります。

    「重なりパターンを自動で記憶する」のチェック

    チェックなし

    電源切断時に原稿の重なりパターンを記憶するか、記憶しないかを選択します。

    記憶する/ 記憶しない

    記憶しない

    給紙のリトライ回数

    給紙時(ピックミスした場合)のリトライ回数を変更したい場合に設定します。

    操作パネルからも設定できます。

    1~12回

    3回

    電源切断時の用紙厚さ設定

    電源切断時に操作パネル上の紙分離力設定を記憶するか、記憶しないかを選択します。

    記憶する/ 記憶しない

    記憶しない

    清掃周期設定

    スキャナーの清掃周期を設定します。

    また、スキャナードライバから清掃要求メッセージを表示するかどうかを指定します。

    1,000~255,000枚

    (1,000枚単位で設定します)

    清掃指示メッセージ表示:する/しない

    10,000枚

    しない

    寿命設定カウンタ

    消耗品の交換周期を設定します。

    各消耗品について

    10,000~2,550,000枚

    (10,000枚単位で設定します)

    600,000枚

    原稿搬送間隔の設定

    自動用紙サイズ検出で読み取るときに、スキューが大きく、原稿後端の画像が欠ける場合、原稿搬送間隔を広くします。

    広くした場合、読み取り間隔が遅くなります。

    狭い(標準)~広い

    (1~4段階で設定します)

    狭い(標準)

    ピック速度

    マルチフィードや原稿づまりが頻繁に発生する場合に、給紙時の原稿送り速度(ピック速度)を遅くすると、改善できることがあります。

    操作パネルからも設定できます。

    通常/遅い

    通常

    ソフトピック設定

    給紙時にセパレーターローラと原稿との間に滑り(スリップ)が発生する場合、または特に薄くて幅の小さい紙で原稿づまりが発生する場合、給紙時のピックローラ昇降制御を入れる(ソフトピック設定を無効にする)と、スリップや原稿づまりを改善できることがあります。

    操作パネルからも設定できます。

    有効/無効

    有効

    自動用紙サイズ検出時のバウンダリ

    原稿サイズ検出指定時の、データの端数を最適化するかどうかを選択します。

    通常/最適化

    通常

    カラー/モノクロ自動判別

    カラー/モノクロを自動判別するときのスライスレベルを設定します。

    1~255 段階

    5

    ブザー設定

    マルチフィード、原稿づまりなどのエラーが発生した場合にブザーを鳴らすかどうかを設定します。

    操作パネルからも設定できます。

    ブザー無効/ブザー有効(音量:小)/ブザー有効(音量:大)

    ブザー無効

    読み取り範囲外の用紙搬送時のジャム検知

    異常スキューが発生して、原稿が読み取り保証領域外を通過した場合に、原稿づまりと判断するかどうかを選択します。

    有効/無効

    有効

    インプリンタ選択

    表面/裏面インプリンタを搭載している場合に、どちらのインプリンタを使用するかを設定します。

    スキャナードライバの設定画面からも設定できます。「通常(ホスト指定に従う)」を設定した場合、スキャナードライバの設定が優先されます。「強制表面インプリンタ選択」または「強制裏面インプリンタ選択」を設定した場合、Software Operation Panelの設定が優先されます。

    通常(ホスト指定に従う)/強制表面インプリンタ選択/強制裏面インプリンタ選択(インプリンタ搭載時)

    通常(ホスト指定に従う)

    手挿入時のタイムアウト時間

    手差しモードを解除するまでの待機時間を設定します。

    操作パネルからも設定できます。

    5、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、180、240、300、360、420、480、540、600、900、1200、1500、1800、1999(単位:秒)

    10秒

    ペーパープロテクション

    ペーパープロテクションを有効にするか、無効にするかを選択します。本機能を有効にすると、搬送異常時に発生する、原稿の異常なたわみを検知した時点で読み取りを中止するため、原稿の破損を抑制できます。

    手差しモードでは、ペーパープロテクション設定は無効となります。

    スキャナードライバの設定画面または操作パネルからも設定できます。この場合、スキャナードライバの設定が優先されます。ただし、操作パネルの設定を優先している場合は、操作パネルの設定が最優先されます。

    有効/無効

    無効

    ペーパープロテクション検知レベル

    感度設定:ペーパープロテクション機能を有効にした場合の、原稿の異常搬送に対する感度を設定します。

    操作パネルからも設定できます。操作パネルの設定を優先している場合は、操作パネルの設定が最優先されます。

    感度-低/通常/感度-高

    通常

    検知範囲:ペーパープロテクション機能を有効にした場合の、原稿の異常搬送を検知する範囲を設定します。

    通常/広い

    通常

    タブ付き原稿読取設定(自動用紙サイズ検出)

    原稿の後端に仕切り用インデックスや、インデックスシールが貼り付けてある原稿(タブ付き原稿)の場合、自動用紙サイズ検出で読み取るときにインデックス部分を残せます。タブ付き原稿を設定した場合、タブの画像は残りますが、読み取り速度がやや低下します。

    タブ付き原稿/タブ無し原稿/非矩形原稿

    タブ無し原稿

    保守・点検周期設定

    サービスエンジニアによるスキャナーの定期保守・点検の周期を設定します。

    定期保守・点検を実施した日からここで設定する期間が経過した場合、定期保守メッセージが表示されます。

    無効/有効

    保守・点検周期:1~12か月

    無効

    オーバースキャン読み取り制御

    オーバースキャン読み取りで、異常なスキューが発生し、画像が欠ける場合に最適な位置で画像出力します。

    通常/最適化

    黒枠量:小(標準)~大

    (1~3段階で設定します)

    通常

    低速搬送モード

    原稿を保護するために、読み取り速度を遅くして読み取るかどうかを設定します。

    操作パネルからも設定できます。

    無効/有効

    無効

    自動トルク制御

    原稿の種類に応じて紙分離力を自動で制御するかどうかを設定します。

    操作パネルからも設定できます。

    無効/有効

    有効

    排紙制御

    原稿の長さが138mm以下の原稿を読み取りする場合の、原稿の排出制御を設定します。

    操作パネルからも設定できます。

    スタック性重視/標準/速度重視

    標準