原稿保護機能の設定(ペーパープロテクション)
原稿の搬送が異常なときに発生する、原稿のたわみを検知するように設定します。
原稿の読み取り中に搬送異常が発生すると、原稿づまりによって大切な原稿が折れ曲がったり破れたりしてしまう可能性があります。
原稿の搬送異常を検知して読み取りを中止すれば、原稿の破損を防げます。
本機能は、薄紙のようなコシの弱い原稿など、搬送性の悪い原稿を読み取るときに効果があります。
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Software Operation Panelを起動します。
詳細は、Software Operation Panelの起動を参照してください。
- 画面のリストから「装置設定2」→「ペーパープロテクション」をクリックします。
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原稿の搬送が異常なときに発生する、原稿のたわみを検知する場合は、「有効」を選択します。
工場出荷設定は「有効」です。
「有効」を選択した場合は、次の項目も設定します。
- 検知レベル
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- 通常
原稿のたわみを最適なレベルで検知します。
工場出荷設定です。
- 低
原稿のたわみを検知するレベルを低くします。
原稿のたわみが大きいときだけ検知する場合に指定します。
- 高
原稿のたわみを検知するレベルを高くします。
原稿のたわみが小さくても検知する場合に指定します。
- 検知範囲
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- 通常
最適な範囲で原稿のたわみを検知します。
工場出荷設定です。
- 広い
原稿のたわみを検知する範囲を広くします。
広い範囲で原稿のたわみを検知する場合に指定します。
重要原稿保護機能は、原稿の破損を防ぐための機能ですが、必ずしもすべての原稿の破損防止を保証するものではありません。
原稿保護機能を有効にする場合、原稿の先端をきちんとそろえて、ホッパーサイドガイドと原稿の間に隙間ができないようにセットしてください(特に長さの異なる原稿を混載する場合)。
先端がそろっていないまま読み取った場合、またはホッパーサイドガイドと原稿の間に隙間がある場合、正常に原稿を搬送しているときでも、読み取りが中止されることがあります。
ヒント「ペーパープロテクション」を有効にすると、次のような場合、正常に原稿を搬送しているときでも、読み取りが中止されることがあります。
しわが多く寄っている原稿を読み取った場合
四角形ではない原稿を読み取った場合
地色が暗い原稿を読み取った場合
原稿の縁まで文字や模様が印刷されている原稿を読み取った場合
原稿が傾いて搬送された場合
このような場合は、保護された原稿を再度読み取るときだけ原稿保護機能を無効にできます。
詳細は、原稿保護機能の「ペーパープロテクション」を無効にしたいときを参照してください。
原稿保護機能によって、読み取りが頻繁に中止される場合は、原稿保護が頻繁に起こるを参照して対処してください。
薄紙モードを有効にしている場合、検知レベルを「高」に設定することを推奨します。
手差し・単送モードに切り替えている場合、ペーパープロテクションは無効になります。
スキャナードライバーまたは操作パネルでも設定できます。
この場合、スキャナードライバーの設定が優先されます。
なお、操作パネルの「タッチパネル設定を優先」を有効にしている場合、次の順で優先されます。
スキャナードライバーの「ペーパープロテクション」
操作パネルの「ペーパープロテクション」
Software Operation Panelの「ペーパープロテクション」