操作方法[fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270

  1. 原稿の重なりを検出したとき、液晶ディスプレイの表示は次のようになります。

    原稿の重なりを検出したとき

    マルチフィード(重なり検出)

    Scan/Enterボタンを押してください。搬送中の原稿がある場合は排出します。

    マルチフィード(長さ検出)

    Scan/Enterボタンを押してください。搬送中の原稿がある場合は排出します。

  2. 設定された動作モードにより、次のように操作します。
    • 標準モード/手動モード

      重なりが検出された時点で、読み取りが中止されるので、[Scan/Enter]ボタンを押して搬送路から原稿を排出するか、ADFを開けて原稿を取り除いて、重なりが検出された原稿をADF給紙シュート(フィーダー)に戻します。

      ADFの開け方は、ADFの開け方を参照してください。

      ADFが閉じて、指をはさむおそれがあります。注意してください。

      ADFを開けて原稿を取り除いたら、ADFを閉じます。

      ADFの閉じ方は、ADFの閉じ方を参照してください。

      ADFを閉じるときは、指をはさまないように注意してください。

      重要

      ADFが完全に閉じていることを確認してください。完全に閉じられていないと、原稿が搬送されない場合があります。

      ただし、スキャナードライバーで、読み取りを中断して画像を確認する設定にしている場合は、重なりが検出された原稿を排出してから、読み取りが中止されるので、[Scan/Enter]ボタンを押して、重なりが検出された原稿をADF給紙シュート(フィーダー)に戻します。

    • 自動モード1/自動モード2

      重なりが検出された原稿を排出してから、読み取りが中止されるので、[Scan/Enter]ボタンを押して、重なりが検出された原稿をADF給紙シュート(フィーダー)に戻します。

  3. 原稿を排出したとき、設定された動作モードにより、液晶ディスプレイの表示は次のように変わります。
    • 標準モード/手動モード

      原稿の重なりを検出したとき

      原稿を排出したとき

      マルチフィード(重なり検出)

      Scan/Enterボタンを押してください。搬送中の原稿がある場合は排出します。

      次の原稿のマルチフィード検出が有効です。

      Menuボタンで有効/無効を切替えられます。Scan/Enterボタンで読み取りを再開します。

      マルチフィード(長さ検出)

      Scan/Enterボタンを押してください。搬送中の原稿がある場合は排出します。

      「読み取り可能」画面

    • 自動モード1/自動モード2

      原稿の重なりを検出したとき

      原稿を排出したとき

      マルチフィード(重なり検出)

      Scan/Enterボタンを押してください。搬送中の原稿がある場合は排出します。

      重なりパターンの記憶機能が無効です。

      Menuボタンで有効/無効を切替えられます。Scan/Enterボタンで読み取りを再開します。

      マルチフィード(長さ検出)

      Scan/Enterボタンを押してください。搬送中の原稿がある場合は排出します。

      「読み取り可能」画面

  4. 次のように操作して、再度読み取ります。

    [Menu]ボタンを押すたびに液晶ディスプレイの表示が、「次の原稿のマルチフィード検出が有効です。」「次の原稿のマルチフィード検出が無効です。」、または「重なりパターンの記憶機能が有効です。」「重なりパターンの記憶機能が無効です。」の間で切り替わります。

    液晶ディスプレイに「次の原稿のマルチフィード検出が無効です。」または「重なりパターンの記憶機能が有効です。」が表示されていることを確認してから、[Scan/Enter]ボタンを押すか、コンピューターから読み取りを開始します。

    「次の原稿のマルチフィード検出が無効です。」または「重なりパターンの記憶機能が有効です。」が表示されている状態で読み取る場合、設定された動作モードにより、次のように動作します。

    • 標準モード/手動モード(ボタンによる検出無効化)

      次の原稿は原稿の重なりを検出しないで読み取り、2枚目以降はスキャナードライバーまたはSoftware Operation Panelの設定で原稿の重なりを検出します。

    • 自動モード1(重なり長さと位置による検出無効化)

      原稿の重なりとして検出された貼り付け紙片の長さと位置を記憶し、読み取りを継続します。

      それ以降の読み取りで、記憶した同様な重なりパターンが検出された場合は、自動的に原稿の重なりを検出しません(*1)(*2)。

    • 自動モード2(重なり長さによる検出無効化)

      原稿の重なりとして検出された貼り付け紙片で最も長いものを記憶し、読み取りを継続します。

      それ以降の読み取りで、記憶した長さと同じか短い重なりが検出された場合は、自動的に原稿の重なりを検出しません(*2)(*3)。

    *1:

    重なりパターンは、最大で32枚まで記憶できます(重なりパターンは、原稿1枚当たり4個まで記憶できます)。

    32枚を超えた場合は、最初に記憶された重なりパターンから順に上書きされます。

    ただし、スキャナーの電源を切断/再投入した場合は、Software Operation Panelの「電源切断時の重なりパターン記憶の設定」に従います。

    詳細は、決まったパターンの重なりを検出しない設定(インテリジェントマルチフィード設定)を参照してください。

    ヒント

    原稿1枚当たり5個以上の重なりを記憶させたい場合は、1度記憶させたあと、再度読み取って記憶させることで、次の読み取りから重なりを検出しないようにできます。

    *2:

    記憶されている重なりパターンは、操作パネルの「メニュー選択」画面の「14:iMFF設定」またはSoftware Operation Panelで消去できます。

    消去すると液晶ディスプレイの表示がアイコンまたはアイコンになります。

    これにより、誤って記憶された重なりパターンを消去できます。

    ただし、記憶している重なりパターンすべてが消去されるため、注意して操作してください。

    *3:

    本動作モードで記憶できる重なりパターンは1個です。