特長

本製品には、次のような特長があります。

高速読み取りを実現

毎分90枚/180面[fi-8190/fi-8290](*1)(*2)、毎分70枚/140面[fi-8170/fi-8270](*1)、毎分50枚/100面[fi-8150/fi-8250/fi-8150U/fi-8250U](*1)の読み取り速度を実現しました。さらに、一度に100枚(*3)までの連続読み取りが可能ですので、大量の原稿をスピーディーに電子化できます。

ネットワーク接続に対応fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270/fi-8150/fi-8250

有線LANに接続して使用できます。

ネットワーク接続でも、USB接続したときと同等の読み取り速度を実現しました。

ネットワーク通信をするときに、画像を暗号化して、通信の傍受による情報漏洩を防止できます。

詳細は、Network Setup Tool for fi Seriesのヘルプまたはネットワーク設定(fi Series ネットワーク設定)[fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270/fi-8150/fi-8250]を参照してください。

液晶ディスプレイを搭載[fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270

原稿を読み取るときの様々な動作設定、原稿の読み取り枚数、エラー状況を表示する液晶ディスプレイを搭載しています。

これにより、原稿を読み取るときの様々な動作を設定したり、原稿の読み取り枚数、エラー状況を簡単に確認したりできます。

ファンクションナンバーディスプレイを搭載[fi-8150/fi-8250/fi-8150U/fi-8250U

エラー状況を表示するファンクションナンバーディスプレイを搭載しています。

これにより、エラー状況を簡単に確認できます。

2つ折りの原稿、封筒や複数枚つづりの転写紙などの原稿、パスポートなどの冊子の読み取りを実現

手差し・単送モードに切り替える[Manual Feed]ボタンを搭載しています。

手差し・単送モードに切り替えると、搬送中に原稿にかかる負荷を軽減し、厚みのある原稿でも確実に搬送して読み取ります。

読み取り前の作業を効率化

A4サイズの上質紙とプラスチックカードのように、厚さやサイズの異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」ができます。

読み取り前の原稿仕分け作業を簡略化できます。

マルチフィードによる業務ロスを低減

一度に2枚以上の原稿が重なって搬送(マルチフィード)されたことを確実に検出する超音波方式マルチフィードセンサーを搭載しています。

A4サイズの上質紙とプラスチックカードのように、厚さやサイズが異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」の場合でも、原稿の重なりを確実に検出でき、業務ロスを未然に防止できます。

インテリジェントマルチフィード検出機能を搭載

原稿の決まった位置に同じ大きさの紙が貼り付けてある場合、その貼り付け部分をスキャナーに認識させるインテリジェントマルチフィード検出機能を搭載しています。

スキャナーに認識させた貼り付け部分は、原稿の重なりを検出せずに読み取りを継続できます。

原稿づまり音による原稿保護機能を搭載[fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270

原稿を搬送するときの音で原稿づまりを検知し、読み取りを中止する機能を搭載しています。

大切な原稿の破損を抑制できます。

原稿の傾きを監視することによる原稿保護機能を搭載

原稿を搬送するときの傾き具合で原稿づまりを検知し、読み取りを中止する機能を搭載しています。

大切な原稿の破損を抑制できます。

e-文書法(*4)の画質要件を満たす画像を生成

2005年4月に施行されたe-文書法により、紙での保存が義務付けられていた税務関連書類(申込書、請求書、検収書など)を、電子化して保存できるようになりました。

e-文書法では、府省令により解像度や階調など画質要件が規定されている場合があります。

本製品は、府省令に合わせた読み取り設定を行うことにより、e-文書法の画質要件を満たす画像を生成できます。

高度な画像処理機能を搭載

原稿がカラーかモノクロかを自動で判別して画像を出力する機能を搭載しています。

色ずれや縞模様の発生を抑え、再現性の高い画像を出力できます。

原稿が傾いて搬送されても画像欠けを防止[fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270

原稿が傾いて搬送されたときに、原稿の先端と後端を検知して画像を出力する機能を搭載しています。

原稿が傾いて搬送されても画像が欠けることはありません。

インプリンタを搭載可能[fi-8190/fi-8170/fi-8150/fi-8150U

読み取った原稿に文字を印字するインプリンタをオプションとして用意しています。

インプリンタを使用すると、原稿の管理や照合の作業効率が大幅に向上します。

フラットベッドの黒背景読み取りを実現[fi-8290/fi-8270/fi-8250/fi-8250U

フラットベッドの黒色原稿押さえパッドをオプションとして用意しています。

地色が白い原稿を読み取るときに、黒色原稿押さえパッドを使用すると、原稿と同じサイズの画像を出力できます。

スキャナーにセットできない、大きなサイズの原稿、写真や切り抜きなどの原稿の読み取りを実現

A3キャリアシートおよび写真キャリアシートをオプションとして用意しています。

スキャナーにセットできない、大きなサイズの原稿、傷つけたくない写真、資料の切り抜きのような非定型サイズの原稿などを読み取れます。

パスポートなどの冊子を保護しての読み取りを実現

冊子キャリアシートをオプションとして用意しています。

フラットベッドがなくても、傷つけたくないパスポートなどの冊子を見開きにして読み取れます。

スキャナーを集中運用fi-8190/fi-8290/fi-8170/fi-8270/fi-8150/fi-8250

PaperStream NX Manager運用することで、複数台のスキャナーを集中運用できます。

例えば、使用するスキャナーを特定したり、スキャナーに応じた読み取りを設定して、スキャナーに配信したりできます。

また、画像を指定した連携先に保存したり、画像の処理状況を監視したりできます。

詳細は、PaperStream NX Manager ユーザーズガイドを参照してください。

PaperStream NX Manager ユーザーズガイドは、次のホームページからダウンロードできます。

https://www.pfu.ricoh.com/fi/manual/software.html

スキャナーを集中管理

Scanner Central Admin Serverを使用することで、複数台のスキャナーを集中管理できます。

例えば、スキャナーの設定情報やドライバーを一括してアップデートしたり、スキャナーの稼働状況を確認できます。

コンピューター運用する場合は、Scanner Central Admin Agentを使用することで、Scanner Central Admin Serverと連携できます。

PaperStream NX Manager運用する場合は、スキャナーとScanner Central Admin Serverを直接連携できます。

詳細は、Scanner Central Admin ユーザーズガイドを参照してください。

*1:

解像度200/300dpi、JPEG圧縮を設定して、A4サイズの原稿を読み取った場合です。

*2:

fi-8190のインプリンタ搭載時の読み取り速度は、毎分80枚/160面となります。

*3:

厚さ80g/m2(69kg/連)の原稿の場合です。

*4:

e-文書法(通称)とは、民間事業者などに対して、法令により紙での原本保存が義務付けられていた文書を、スキャナーで電子化し、原本の保存に代えて画像での保存を容認する法律です。

e-文書法の正式名称は、「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」および「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」です。