特長
本製品には、次のような特長があります。
コンパクトなサイズ
スキャナー本体はA4の半分のサイズで設置できるため、受付やカウンターなどの限られたスペースでの利用に最適です。
2つの給紙口を実装し、多様な読み取りを実現
用途が異なる給紙口を2か所に搭載し、パスポートなどの冊子をそのまま読み取れるリターン読み取り、および書類を連続で読み取れるUターン読み取りといった、多様な読み取りができます。
また、原稿がセットされている給紙口を自動で検出するため、給紙口を指定しなくても、読み取りができます。
リターン読み取り
スキャナーの手前にあるリターン給紙口に原稿を差し込んで読み取ります。リターン給紙口から給紙した原稿は、手元に戻ってきます。
パスポートなどの冊子をそのまま読み取れます。オプションのキャリアシートを使用すると、読み取る原稿を保護できます。
アニメーションが表示されない場合は、ブラウザの詳細設定でアニメーションを再生するよう設定してください。
Uターン読み取り
ADF給紙シュート(フィーダー)に原稿をセットして読み取ります。読み取った原稿はスタッカーに排出されます。スタッカーは自動で開閉します。
アニメーションが表示されない場合は、ブラウザの詳細設定でアニメーションを再生するよう設定してください。
スキャナーにセットした原稿の傾きを自動で補正
ADF給紙シュート(フィーダー)にセットした原稿(*1)の傾きを、読み取るときに1枚ずつ自動で補正して、搬送する機能が搭載されています。
アニメーションが表示されない場合は、ブラウザの詳細設定でアニメーションを再生するよう設定してください。
毎分40枚/80面(*2)の読み取り速度を実現
ADF給紙シュート(フィーダー)には、最大20枚(*3)まで原稿をセットでき、連続で読み取りできます。
読み取り前処理を効率化
厚さやサイズの異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」ができます。
読み取り前の原稿仕分け作業を簡略化できます。
マルチフィードによる業務ロスを低減
一度に2枚以上の原稿が重なって搬送(マルチフィード)されたことを確実に検出する超音波方式マルチフィードセンサーが搭載されています。
厚さやサイズが異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」の場合でも、原稿の重なりを確実に検出でき、業務ロスを未然に防止できます。
インテリジェントマルチフィード検出機能を搭載
原稿の決まった位置に同じ大きさの紙が貼り付けてある場合、その貼り付け位置をスキャナーに認識させるインテリジェントマルチフィード検出機能が搭載されています。
スキャナーに認識させた貼り付け位置部分は、原稿の重なりを検出せずに読み取りを継続できます。
e-文書法(*4)の画質要件を満たす画像を生成
2005年4月に施行されたe-文書法により、紙での保存が義務付けられていた税務関連書類(申込書、請求書、検収書など)を、電子化して保存できるようになりました。
e-文書法では、府省令により解像度や階調など画質要件が規定されている場合があります。
本製品は、府省令に合わせた読み取り設定を行うことにより、e-文書法の画質要件を満たす画像を生成できます。
スキャナーを集中管理
Scanner Central Admin Serverを使用することで、複数台のスキャナーを集中管理できます。
例えば、スキャナーの設定情報やファームウェアのアップデートモジュールを一括してアップデートしたり、スキャナーの稼働状況を確認できます。
詳細は、Scanner Central Admin ユーザーズガイドを参照してください。
*1: | 原稿サイズがA6サイズ(幅105mm)以上の場合です。 |
*2: | 解像度200/300dpi、JPEG圧縮を設定して、A4サイズの原稿を読み取った場合です。 |
*3: | 厚さ80g/m2(69kg/連)の原稿の場合です。 |
*4: | e-文書法(通称)とは、民間事業者などに対して、法令により紙での原本保存が義務付けられていた文書を、スキャナーで電子化し、原本の保存に代えて画像での保存を容認する法律です。 e-文書法の正式名称は、「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」および「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」です。 |