原稿の重なり(マルチフィード)を正しく検出するための条件

マルチフィードとは、一度に2枚以上の原稿が重なって搬送される現象のことです。

原稿の重なりは、超音波センサーや原稿の長さの違いで検出します。

ADF給紙シュート(フィーダー)には複数枚の原稿をセットできます。セットした原稿の重なりを正しく検出するには、次に示す条件が必要です。

超音波センサーで原稿の重なりを検出する場合
  • 原稿の厚さ:40~127g/m2(34.5~110kg/連)(0.048~0.15mm)

  • 原稿の中心線をはさむ35mmの領域に、穴を開けないでください。

    穴を開けてはいけない領域の図1を参照してください。

  • 原稿の中心線をはさむ35mmの領域に、のりなどの接着剤でほかの原稿を貼り付けないでください。

    穴を開けてはいけない領域の図1を参照してください。

原稿の長さの違いで原稿の重なりを検出する場合
  • 同じ長さの原稿をADF給紙シュート(フィーダー)にセットしてください。

  • 原稿の長さのばらつき:1%以下

  • 原稿の中心線をはさむ35mmの領域に、穴を開けないでください。

    穴を開けてはいけない領域の図1を参照してください。

超音波センサーと原稿の長さの違いの両方で、原稿の重なりを検出する場合
  • 同じ長さの原稿をADF給紙シュート(フィーダー)にセットしてください。

  • 原稿の厚さ:40~127g/m2(34.5~110kg/連)(0.048~0.15mm)

  • 原稿の長さのばらつき:1%以下

  • 原稿の中心線をはさむ35mmの領域に、穴を開けないでください。

    穴を開けてはいけない領域の図1を参照してください。

  • 原稿の中心線をはさむ35mmの領域に、のりなどの接着剤でほかの原稿を貼り付けないでください。

    穴を開けてはいけない領域の図1を参照してください。

重要

この条件は、原稿がピックローラおよび原稿セット検知アームにかかるようにセットされていることが前提です。

ヒント