特長

ここでは、本製品の特長について説明します。

本製品には、次のような特長があります。

毎分140枚/280面(JPEG圧縮時)の読み取り速度を実現

高速CCDおよび高速画像処理回路を搭載、カラーA4 原稿で毎分140枚/280面(300dpi)[fi-7900]の読み取り速度を実現しました。

これにより、1日約12万枚[fi-7900]の大量原稿読み取りが可能です。

液晶ディスプレイを搭載

原稿読み取り時の様々な動作設定、原稿読み取り枚数、エラー状況を表示する液晶ディスプレイが搭載されています。

これにより、装置の状態を簡単に確認できます。

読み取り前処理・後処理を効率化

厚さ・サイズの異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」に対応しました。読み取り前の原稿仕分け作業を簡略化できます。

さらに、原稿排出部の高さを自動で一定に保つ「エレベータースタッカー」を採用しました。読み取った原稿が原稿排出部でバラバラになるのを防ぎ、読み取り後に原稿をそろえやすくなります。

これらにより、読み取り業務が効率化できます。

マルチフィードによる業務ロスを低減

1度に2枚以上の原稿が重なって給紙(マルチフィード)されたことを確実に検出する超音波方式マルチフィードセンサーが搭載されています。

厚さ・サイズが異なる原稿を混載読み取りする場合でも、マルチフィードを確実に検出でき、業務ロスを未然に防止できます。

インテリジェントマルチフィード検出機能を搭載

原稿の決まった位置に同じ大きさの紙が貼り付けてある場合、その貼り付け位置をスキャナーに認識させるインテリジェントマルチフィード検出機能が搭載されています。

スキャナーに認識させた貼り付け位置部分は、マルチフィードを検出せずに読み取りを継続できます。

原稿を保護する機能(ペーパープロテクション)を搭載

原稿搬送異常時に発生する、原稿の異常なたわみを検知した時点で読み取りを中止するため、大切な原稿の破損を抑制できます。

オペレーターの作業効率を向上させる多彩な機能を搭載

ガラス表面へのよごれ付着を防止する「よごれ防止コーティングガラス」を搭載し、清掃周期を延ばしてオペレーターへの作業負担を低減できます。

読み取り後の原稿をきれいに積み上げられる「自動スタッキング機能」を搭載し、原稿整理時間を短縮してオペレーターの作業負荷を低減できます。

読み取り後の画像をチェックし、破れなどの問題がある画像を表示する「画像認識チェック機能」を搭載し、オペレーターの確認作業負荷を軽減できます。

e-文書法(*1)の画質要件を満たす画像を生成

2005年4月に施行されたe-文書法により、紙での保存が義務付けられていた税務関連書類(申込書、請求書、検収書など)を、電子化して保存できるようになりました。

e-文書法では、府省令により解像度や階調など画質要件が規定されている場合があります。

本製品は、府省令に合わせた読み取り設定を行うことにより、e-文書法の画質要件を満たす画像を生成できます。

高度な画像処理機能を搭載

原稿に合わせて自動的にカラー/モノクロの出力を行う自動判別機能が搭載されています。

読み取り作業のたびに設定変更を行う必要はありません。

表面・裏面インプリンタを搭載

帳票の管理・照合用途でニーズの高い、インプリンタを標準で搭載しているモデルを用意しています。

なお、インプリンタを標準で搭載していないモデルは、インプリンタをオプションとして用意しています。

表面インプリンタ(原稿表面印字)と裏面インプリンタ(原稿裏面印字)の2種類で、お客様の使い勝手を大幅に向上します。

スキャナーを集中管理

添付のアプリケーション「Scanner Central Admin Agent」を使用することで、複数台のスキャナーを集中管理できます。

例えば、スキャナーの設定情報やドライバをアップデートしたり、スキャナーの稼働状況を監視したりできます。

詳細は、Scanner Central Admin ユーザーズガイドを参照してください。

*1:

e-文書法(通称)とは、民間事業者などに対して、法令により紙での原本保存が義務付けられていた文書を、スキャナーで電子化し、原本の保存に代えて画像での保存を容認する法律です。

e-文書法の正式名称は、「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」および「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」です。