マルチフィードを正しく検出するための条件
マルチフィードとは、一度に2枚以上の原稿が重なってADFに送り込まれてしまう現象のことです。長さによる違いを検出した場合も「マルチフィード」と呼びます。
マルチフィード検出は原稿の重なり、原稿の長さ、またはこれらを組み合わせてチェックします。検出を正しく行うには、次に示す条件が必要です。
- 原稿の重なりを検出する場合
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ホッパーにセットして一度に読み取る原稿の厚さは同じものを使用してください。
原稿の厚さ:20~209g/m2(0.025~0.25mm)
原稿の中央、左側、右側の35mmの領域に、穴を開けないでください。図1を参照してください。
原稿の中央、左側、右側の35mmの領域に、のりなどでほかの原稿を貼り付けないでください。図1を参照してください。
- 原稿の長さを検出する場合
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ホッパーにセットして一度に読み取る原稿の長さは同じものを使用してください。
原稿の長さのばらつき:1%またはそれ以下
原稿の中心線をはさむ35mmの領域に、穴を開けないでください。図2を参照してください。
- 原稿の重なりと長さの両方を検出する場合
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ホッパーにセットして一度に読み取る原稿の厚さおよび長さは同じものを使用してください。
原稿の厚さ:20~209g/m2(0.025~0.25mm)
原稿の長さのばらつき:1%またはそれ以下
原稿の中央、左側、右側の35mmの領域に、穴を開けないでください。図1を参照してください。
原稿の中央、左側、右側の35mmの領域に、のりなどでほかの原稿を貼り付けないでください。図1を参照してください。
この条件は、原稿がピックローラの幅の中央(左右対称)にセットされていることが前提です。
- 図1
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- 図2
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原稿によっては、マルチフィードの検出率が低下する場合もあります。
原稿の先端から約15mmは、マルチフィードを検出できません。
図1の領域は、Software Operation Panelを使って変更できます。
詳細は、マルチフィード検出に関する設定を参照してください。