厚み/摩擦係数/サイズの異なる原稿を混載して読み取る場合は、次の制限があります。

混載して読み取る場合は、必ず、事前に搬送性能の確認を行ってください。

読み取り方法については、幅の違う原稿を読み取りたいときを参照してください。

原稿の種類

原稿のスキ目方向（紙の繊維の並んだ方向）を、搬送方向に合わせてください。

原稿の紙厚

厚さの異なる原稿を混載する場合、使用可能な原稿の厚さは次のとおりです。

• A5以上、A4以下：20～209g/m²

• A5未満、A4を超えるサイズ：41～209g/m²

原稿の摩擦係数

原稿に使う用紙は、同一メーカーの同一銘柄のものを推奨します。

いろいろな用紙メーカー/銘柄が混載されると、摩擦係数の差が大きくなり、搬送性能に影響をおよぼす場合があります。

推奨摩擦係数は次のとおりです。

0.35～0.60（紙間摩擦係数参考値）

原稿のセット位置条件

中央約64mmのピックローラ幅にすべての原稿がかかるサイズの組み合わせで使用してください。

原稿のサイズ

幅の狭い媒体の上に幅の広い媒体を混載する場合、原稿が垂れて引っかかり、搬送に悪影響をおよぼす可能性があります。

原稿の垂れ下がり量は、次の数値を満たすようにしてください。

重要

• 異なるサイズの原稿を混載して読み取る場合、すべての原稿に対して、ホッパーサイドガイドが機能しないので、スキューしやすくなります。

  自動用紙サイズ検出機能を有効にして読み取ることを推奨します。

• 「長さの違いを検出」によるマルチフィード検出を併用できません。

定型サイズの混載での組み合わせ例

次の範囲が混載可能な組み合わせの目安です。

DL：	11×17インチ
LTR：	レターサイズ

重要

A8サイズは混載できません。