操作方法

  1. 「マルチフィード (重なり検出)」(コード「J2:55」)がタッチパネルに表示されたら、[原稿排出]ボタンを押して搬送路から原稿を排出するか、ADFを開けて原稿を取り除きます。

    詳細は、ADFの開け方を参照してください。

    ADFが閉じて、指をはさむおそれがあります。注意してください。

  2. ADFを開けて原稿を取り除いた場合は、ADFを閉じます。

    詳細は、ADFの閉じ方を参照してください。

    ADFを閉じるときは、指をはさまないように注意してください。

    重要

    ADFが完全に閉じていることを確認してください。完全に閉じられていないと、原稿が搬送されない場合があります。

  3. 取り除いた原稿をADF給紙シュート(フィーダー)に戻します。
  4. タッチパネルに、メッセージが表示されるので応答します。

    「インテリジェントマルチフィード検出」画面で設定した動作モードに応じて、次の設定ができます。

    • 「手動で無効」の場合

      • 「マルチフィード検出を無効にする」

        次に読み取る原稿で、原稿の重なりを検出するかどうかを選択します。

      • 「マルチフィード検出時の画像を残す」

        原稿の重なりが発生したときに画像を保存するかどうかを選択します。

        スキャナードライバーの設定によっては、表示されないこともあります。

    • 「自動で無効 (長さと位置)」の場合

      • 「重なりパターンを記憶する」

        紙片の重なりパターンを記憶するかどうかを選択します。

      • 「マルチフィード検出時の画像を残す」

        原稿の重なりが発生したときに画像を保存するかどうかを選択します。

        スキャナードライバーの設定によっては、表示されないこともあります。

    • 「自動で無効 (長さ)」の場合

      • 「重なりパターンを記憶する」

        紙片の重なりパターンを記憶するかどうかを選択します。

      • 「マルチフィード検出時の画像を残す」

        原稿の重なりが発生したときに画像を保存するかどうかを選択します。

        スキャナードライバーの設定によっては、表示されないこともあります。

上記手順と「インテリジェントマルチフィード検出」画面で設定した動作モードによって、次のように動作します。

  • 「手動で無効」の場合

    次の原稿は、原稿の重なりを検出しないで読み取り、2枚目以降はスキャナードライバー、タッチパネルまたはSoftware Operation Panelの設定で原稿の重なりを検出します。

  • 「自動で無効 (長さと位置)」の場合

    原稿の重なりとして検出された貼り付け紙片の長さと位置を記憶し、読み取りを継続します。それ以降は、同じ重なりパターンの原稿は、原稿の重なりを検出しません(*1)(*2)。

  • 「自動で無効 (長さ)」の場合

    原稿の重なりとして検出された貼り付け紙片で最も長いものを記憶し、読み取りを継続します。それ以降は、同じ重なりパターンか、それよりも短い重なりの原稿は、原稿の重なりを検出しません(*2)。

*1:

「重なりパターンの記憶」の「電源切断時」を有効にした場合、記憶した重なりパターンの中で、最新の8枚だけが記憶されます。

*2:

ここで記憶された重なりパターンは、タッチパネルの「インテリジェントマルチフィード検出」画面またはSoftware Operation Panelから消去できます。誤って記憶された重なりパターンを消去できますが、記憶しているパターンすべてが消去されるため、注意して操作してください。